メキシコのスーパーで買える6つの“意外なスーパーフード”たち
- Masato Mizuno
- 2025年12月29日
- 読了時間: 8分

メキシコでの生活に慣れてくると、スーパーに行く時間が少しずつ楽しくなってきます。最初は勝手の違いに戸惑い、広さに疲れ、どれを選べばいいのか分からなかった棚も、ある日ふと「宝の山」に見えてくる瞬間があります。
そのひとつが、スーパーフードの存在です。日本では専門店や健康食品コーナーで見かけるような食材が、メキシコではごく普通に、しかも手頃な価格で並んでいる。気づかずに通り過ぎていた棚に、実は日々の体調を支えてくれるヒントが詰まっているのです。
今回は、メキシコのスーパーで比較的簡単に手に入り、日本では少し珍しかったり高価だったりする“意外なスーパーフード”を6つご紹介します。どれも特別な調理は不要で、日常にそのまま取り入れられるものばかりです。
1|チレ(唐辛子/Chile)

価格感: メキシコ 約240円/kg前後 vs 日本 約4,000〜5,000円/kg相当
(日本は少量パック・輸入品が中心)👉 価格差:約15〜20倍
メキシコの食卓に欠かせない存在といえば、やはりチレ。一言で唐辛子といっても、Jalapeño、Serrano、Guajillo、Ancho、Habanero、Chilaca、Poblano、Chile de Arbol、Chipotle、Tepinなど種類は数えきれないほどあります。
栄養面で注目されるのは、カプサイシンだけではありません。ビタミンCや抗酸化成分も豊富で、体を温め、代謝を助ける役割を持っています。メキシコでは「辛いもの」というより、味を完成させるための野菜に近い存在です。
価格感としては、日本では輸入品として少量・高価になりがちですが、メキシコでは生でも乾燥でも驚くほど安く、日常使いが前提。サルサ (ソース)に限らず、炒め物やスープに少し加えるだけで、料理全体が引き締まります。
唐辛子はハーブの王様とも呼ばれる程、抗酸化はじめ栄養価に優れているのですが、メキシコ人の場合、チレを食べ過ぎてGastritis (慢性胃炎) の人が結構いるので、どんなに体に良いものと言っても度が過ぎるとなんでもダメなんだということですね。
唐辛子は血流を身体の中心、心臓に集める働きがあるので伝統医学的に出血の軽減に使われたりもしていました。当方は娘をメキシコで自宅出産したのですが、妻にハバネロ100%ジュースを作って、娘が出てきてすぐに飲ませるようにしました。不要な出血を軽減させるためでした。実際には本当に自然のタイミングに合わせた出産の場合、ほとんど出血はないので、飲む必要もない感じでしたが一応。
世界一辛い唐辛子をゴクゴク飲んで辛くないの?大丈夫だったの?とよく聞かれますが、人の身体はよくできていて、男性では耐えることはできないと言われる程の痛みを伴う分娩の際に、妊婦さんの体に痛みなどの感覚を鈍くさせるホルモン (エンドルフィン) が分泌されるようにできているので、ハバネロジュースを飲んでもほとんど辛さを感じないんですよね。実際に妻も味覚が麻痺していて辛さを感じなかったと言ってました。いやぁ不思議です。でも通常時には決して真似しないようにしてください笑
2|ビーツ(Betabel)

価格感: メキシコ 約300〜400円/kg vs 日本 約1,000〜1,500円/kg
(日本は下処理済み・缶詰が多く割高)👉 価格差:約3〜4倍
鮮やかな赤紫色が印象的なビーツ。日本では缶詰や下処理済みの商品が多く、価格もやや高めですが、メキシコでは生のビーツが野菜コーナーに普通に並んでいます。
ビーツは鉄分、葉酸、抗酸化成分が豊富で、血流をサポートする野菜として知られています。メキシコでは、サラダに刻んで入れたり、フレッシュジュースにしたりと使い方もシンプル。
日本だと「どう使うか分からない野菜」になりがちですが、こちらでは日常の野菜のひとつ。価格も日本より抑えめで、気軽に試しやすいのが魅力です。
でも正直個人的にはあまり得意な野菜ではないのですが、肝臓には最高の食べ物で最近ではサプリメントとして粉末状のものも出てきています。もちろんベストは野菜そのままを摂ることですが。
自分のように味がちょっとという人にはスロージューサーで絞って飲むのがオススメですかね。あとオシッコの色が紫色になるほど色素が強く、まな板に色がついてしまうので、調理後すぐに洗うのもお忘れずに。
3|チアシード(Chía)

価格感: メキシコ 約900〜1,000円/kg vs 日本 約1,600〜2,000円/kg
(日本は小袋販売が主流)👉 価格差:約1.5〜2倍
チアシードは、実はメキシコ原産のスーパーフード。水や牛乳、ヨーグルトに入れるだけで膨らみ、食物繊維やオメガ3脂肪酸を手軽に摂ることができます。
日本では健康ブームの中で広まりましたが、メキシコではスーパーの穀物コーナーや健康食品棚に自然に置かれている存在です。
価格面でも、日本では小袋で高価な印象がありますが、メキシコでは大容量で手頃。特別なレシピを考えなくても、「足すだけ」でいいのが続けやすさの理由です。
最強の食物繊維の1つでもあるチアは水を吸って10倍以上に膨らみます。オススメは一晩水につけることです。そうすることで消化の負担を減らすのと、ミネラルの吸収効率を下げてしまうフィチン酸の影響を和らげることができます。
メキシコではレモネードに入っていたりすることも結構あって、取りやすい、身近な食品でもあります。
4|ノパル(ウチワサボテン/Nopal)

価格感: メキシコ 約200〜300円/kg vs 日本 約1,500〜2,000円/kg相当
(日本では専門店・冷凍・輸入が中心)👉 価格差:約6〜8倍
初めて見たときは、正直少し驚くかもしれません。ノパルはウチワサボテンの若い葉で、メキシコではれっきとした食材です。日本でもサボテンステーキとして認知している人がいるかもしれません。愛知県の春日井市が「サボテンのまち」として有名で、日本でもノパルを食すことができますね。
血糖値の安定や腸内環境を整える働きがあるとされ、細かく刻んでサラダにしたり、炒め物に使われたりします。オクラのようにヌメヌメしていてきっとそのヌメヌメが体にいいのだと思われます。醤油をちょろっと垂らして食べても乙ですな。
日本ではほとんど見かけず、専門店で高価に扱われることもありますが、メキシコでは下処理済みの商品が普通に売られていて、価格も控えめ。「メキシコらしさ」と「健康」を同時に感じられる食材です。
メキシコではカルネ・アサーダ (Carne Asada / 焼肉) の際にノパルもアルミホイルに包んで炭焼きして肉と共に食べるのも定番です。大量の肉の消化を協力サポート。
5|アマランサス(Amaranto)

価格感:メキシコ 約80〜100円/本 vs 日本 原料ベースで約1,500円/kg前後
(日本では加工品がほぼ流通せず)👉 価格差:体感で約5倍前後
アマランサスは、メキシコの古代文明でも食べられていた穀物です。タンパク質やミネラルが豊富で、グルテンフリーなのも特徴。
スーパーでは、パフ状、シリアル、バータイプなどさまざまな形で売られています。日本では健康食品として扱われることが多く、価格も高めですが、メキシコでは日常のおやつや朝食の一部として定着しています。
クセが少なく、ヨーグルトやフルーツと合わせやすいのも魅力。家族全員で取り入れやすいスーパーフードです。
個人的にも時々小腹が空いた時に道端で購入したりします。スーパーなどでもカカオチョコに浸された浸されたチョコアマラント (勝手に命名) が100% Recomendedですね。健康BIGチョコって感じす!
6|ライム(Limón)

価格感: メキシコ 約20〜40円/個相当 vs 日本 約200〜300円/個
(日本は1個売り・輸入品が中心)👉 価格差:約7〜12倍
「これもスーパーフード?」と思われるかもしれませんが、メキシコのライムは、日本のそれとは別物の存在感があります。チレと同じく、メキシコでは結構ほとんどの料理に振りかけ、絞りかけて食することが多いです。タコス、スープ各種 etc...
ビタミンCが豊富で、料理や飲み物に少し加えるだけで、味も栄養もぐっと引き上げてくれます。水に絞る、豆料理にかける、肉料理に添える──用途は無限大です。
日本では高価で特別な果物のイメージがありますが、メキシコでは袋単位で安価に購入でき、毎日の調味料のような存在。健康を「頑張って摂る」のではなく、自然に取り入れる象徴的な食材です。
メキシコでレモン (Limón) というと一般的に日本でいうこの小ぶりなライムのことを指します。日本でいうあの黄色いレモンはこっちではエウレカレモン (Limón Eureka) と呼ばれ、ライムはこっちではリマ (Lima) と言われ酸味よりもマイルドで甘味のある味わいです。
自分は毎日マサトニック (Masa tonic) というオリジナルレシピのレモン水を朝一に摂って、かれこれ10年以上になりますが、メキシコでレモンが手頃に手に入るのは嬉しいですね。時々、庭になってたりするので、近い将来自分で栽培するのもいいかなと考えてるくらいです。マサトニックは肝臓のデトックスとしても良いので一度是非お試しを!
Masa tonic レシピ:
水 12オンスくらい、レモン 1個、重曹:クエン酸:リンゴ酢 を 3:5:8の比率で、カイエンペッパー 適量、海塩 or ヒマラヤ岩塩 1つまみ
常に肝臓を意識的に労わり、鍛えることでテキーラ巧者のメキシコ人相手の飲み会でも大和魂を最大限に発揮することが可能です。呑ムニケーション・フォーエバー!!
健康は、特別な棚ではなく日常にある
今回ご紹介した6つのスーパーフードに共通しているのは、メキシコではどれも「特別扱いされていない」という点です。
健康のために何かを我慢するのではなく、いつもの買い物、いつもの食事の中に、自然に組み込まれている。その感覚こそが、メキシコの食文化の強さなのかもしれません。
スーパーの棚を、少しだけ違う目で眺めてみる。それだけで、駐在生活の質は確実に上がっていきます。健康は遠くに探しに行くものではなく、案外、いつものスーパーにもう置いてあるのです。地産地消で地元に近い作物ほどエネルギーが残ってますから。
毎日の食事が整うと、暮らしも落ち着く
メキシコのスーパーには、特別なことをしなくても健康を支えてくれる食材がたくさんあります。
Maruwaでは、住まい・移動といった大きなサポートだけでなく、「家族が安心して暮らせる日常」が整うことを大切にしています。
体に余裕を持たせるための生活のちょっとした疑問や不安も、どうぞ気軽にご相談ください!






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