スペイン語が伸びた瞬間:上手く話す前に効いたこと
- Taro Maruwa

- 6 日前
- 読了時間: 4分

伸びたのは、勉強した日じゃなく「通じた日」だった
スペイン語って、机に向かった時間のわりに「伸びてる実感」が出にくいですよね。単語を覚えても、現場では早口で返されて固まる。勇気を出して話しても、聞き返されて心が折れる。でも不思議なことに、ある日ふっと景色が変わる瞬間が来ます。
それは「上手く話せた日」じゃなくて、“通じる型”が手に入った日。発音や文法が完璧じゃなくても、相手とのやり取りが前に進んだ――あの小さな成功体験が、次の一歩を軽くしてくれます。
今日は、メキシコ駐在でスペイン語が伸びた人が共通して踏んでいる、「上手く話す前に効いたこと」をまとめます。
伸びる人は「会話の勝ち筋」を先に作っている
伸びた人が最初にやっているのは、語彙の暗記でも、文法の制覇でもなく、だいたいこれです。
聞き返す型を覚える
短い定型文でまず通す
失敗のダメージを小さくする設計をする
つまり、スペイン語が伸びる前に、**“会話が続く環境”**を先に作っている。これが効きます。
伸びた瞬間①:聞き返しが「失礼」じゃないと腹落ちした
伸びた人がよく言うのが、「聞き返せるようになってから一気に楽になった」です。日本語の感覚だと、聞き返すのって申し訳ない。でもメキシコでは、聞き返しは“普通の会話の一部”。むしろ、曖昧に返して事故る方が困る。
まずこの3つだけ覚えると、会話が止まらなくなります。
¿Cómo?(え?)
¿Me lo puede repetir, por favor?(もう一度言ってもらえますか?)
¿Más despacio, por favor?(もう少しゆっくりお願いします)
「分からない」を言えるようになると、分かる範囲が広がります。ここが最初のブレイクスルー。
伸びた瞬間②:自由会話より「定型文」で勝てると知った
スペイン語学習は、つい“自由に話す”を目標にしがちです。でも現実の駐在生活は、よく行く場所・よく聞かれることが決まっています。
スーパー、薬局、受付、タクシー、学校。この「場面」を固定すると、伸びは早い。
たとえば買い物なら、これだけで十分戦えます。
Busco ~(〜を探してます)
¿Tiene ~?(〜ありますか?)
¿Cuánto cuesta?(いくらですか?)
¿Con tarjeta? / ¿En efectivo?(カード?現金?)
“会話の型”が入ると、脳の負担が減ります。負担が減ると、続きます。続くと、自然に増えます。
伸びた瞬間③:「間違えない」より「直してもらう」に変えた
上手く話せない時期って、間違いが怖いんですよね。でも実は、伸びる人はここで発想を変えています。
間違えない努力 → 疲れる
直してもらう前提 → 前に進む
しかも、メキシコは直し方が優しいことが多い。笑われるというより、手伝ってくれる人が多い。もちろん相手次第ではあるけれど、基本的に“会話は共同作業”です。
おすすめの一言はこれ。
¿Está bien dicho?(この言い方で合ってますか?)
これを言えると、学びがその場で発生します。
伸びた瞬間④:耳が育ったのは「単語」ではなく“音のかたまり”
聞き取りが苦手な人ほど、単語に意識が行きすぎます。でも実際の会話は、単語がきれいに区切られていません。伸びた人は、“音のかたまり”で捉えはじめます。
たとえば、店でよく聞くあれ。
¿Va a llevar bolsa?(袋いりますか?)
¿Algo más?(ほかにありますか?)
¿Con cuál? / ¿De cuál?(どっち?どれ?)
これらを「一文まるごと」耳で覚えると、急に聞き取れる瞬間が来ます。脳が処理する単位が変わるからです。
今日からできる、現実的な3ステップ
最後に、忙しい駐在生活でも回る形に落とします。
“聞き返し3点セット”をスマホのメモに固定
よく行く場所を1つ決めて、定型文で毎回同じ流れをやる
週1回だけ「直してもらう日」を作る(¿Está bien dicho?)
これだけで、スペイン語は“勉強”から“生活の道具”に変わっていきます。
上手く話すより先に、会話が続く仕組み
伸びた瞬間は「完璧に話せた日」ではなく「通じた日」
先に効くのは、聞き返し・定型文・訂正される前提
小さな成功体験が積み上がると、言葉は自然に増える
生活の“困った”が減ると、言葉も伸びやすい
言葉が伸びるかどうかは、実は生活の安定度、余裕にも左右されます。住まい・移動・日々の困りごとが整うと、学びの余力が残ります。Maruwaでは駐在生活の土台づくりをまとめてサポートしています。小さな相談からどうぞ!






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