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住居オーナーとの良い関係を築くには?

メキシコ国内でマンションや一戸建にお住まいの多くの日本人の方は不動産業者などを通じて物件をレンタルされているかと思います。専門業者の私たちの経験上、賃貸契約で最も大切なことは、物件そのものの状態の他に、「オーナーとの良好な関係」だと思っています。


入居前の交渉で「勝ちすぎない」ことは非常に重要

日本人の方は比較的に交渉が上手く、入居時に追加の家具や家電、家賃の交渉などを上手く提案される傾向があります。

しかし、あまりにご自身にとって有利な契約は入居後の対応に響く可能性があるので下記の注意が必要です。


  1. 10交渉したいことがあっても半分くらいに留めておく

  2. 更新する時に残りの半分を交渉材料に使う

  3. 無理な値引きや追加設備は入居後の対応の質悪化につながることがある


交渉が上手く行った、自分の希望が全て通った、と思ってもオーナーとしては心情的に「色々と払わされた」という禍根を残された形となる場合があり、入居後に発覚してくる不具合や、故障などの対応が疎かになる例を多くみてきました。


交渉については本当に希望するものの半分くらいに抑えて、お互いがWIN WINの関係となることを意識した契約の締結をお勧めします。


不具合や破損は「すぐ」報告

オーナーとの関係悪化やトラブルの原因の一つとしてよく見受けられるのが、「不具合や故障、破損の報告の遅れ」です。

もし設備の不具合(シャワー、ガスコンロ、扉など)があった場合は「すぐに」報告することがポイントです。遅れて報告をすると、「状況が悪化したのはすぐ対応しなかったから」という理由で修理費の一部負担を依頼されたり、場合によっては全額負担、という場合もあります。入居時にはWhats APPなどでグループを作り、不具合部分の写真や動画をすぐにシェアして対策を一緒に考えられる関係性を維持しましょう。


できれば週1回は掃除サービスを

ほとんどのオーナーは


  1. キッチンの清潔さ

  2. シャワー室の石灰(白い粉のようなもの)

についての清潔維持を非常に重要視しています。「日本人の入居者は清潔」というイメージはメキシコ人オーナーの中では強いものの、キッチンが油まみれであったり、シャワー室のガラス戸が白い粉で覆われてしまうと、非常にがっかりとされる場面を何度も見てきています。シャワーについてはT字型のワイプを購入しただき、シャワーごとに水滴をしっかり取ること、キッチンは油物の料理をされた場合にはしっかりと拭き取ることで、退去時の印象が良くなり、保証金の返金率が上がります。日々の清掃をしっかりと行いましょう。


できればオーナーが付き合いのある(全く見ず知らずの人はNG)、または同じマンション内で日本人などを対応してきている掃除の方に週一回の清掃サービスを依頼されることをお勧めします。ほとんどの日本の方は「自分は清潔にするから大丈夫」とおっしゃられますが、メキシコ人オーナーと日本人では「使用による劣化」の認識が大きく違い、特にキッチン、シャワー室についてはトラブルとなる事例が非常に多いです。


普段、自分ではなかなか対応できない部分の掃除もしてくれる方がほとんどですので、ご入居時には清掃サービスをできるだけ、少なくとも2週間に1回(ベストは週1回)依頼するようにしましょう。相場は1回350 - 500ペソです。


写真は画像生成アプリMonicaにて作成


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