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今日から迷わない:メキシコの肉選び“定番セット”



メキシコのスーパーで、肉売り場の前だけ妙に時間が溶ける——駐在あるあるです。パックには見慣れない部位名、カルニセリア(精肉カウンター)ではスペイン語、そして日本みたいな“薄切り万能”が前提じゃない。最初は「何を買えば、今夜のごはんが回るんだ…」と立ち尽くしがちです。


でも、肉選びは“知識勝負”というより「定番セット」を作った人が勝ちます。毎回100点を狙うより、まずは外さない数種類を固定して、あとは気分で少し冒険する。そのほうが平日のごはんも、気持ちも、ちゃんと回ります。




迷わない人は「料理」から逆算している


肉売り場で迷う理由は、部位名を覚えようとするからです。覚えるのは部位名じゃなくて、「何を作りたいか」。炒めたいのか、煮込みたいのか、挽肉で時短したいのか。ここが決まると、買う肉は自然に絞れます。


メキシコの肉は、ざっくり言えば


  • 焼く肉(asado)

  • 煮込む肉(guiso)

  • 時短の肉(molida / pechuga)


の3カテゴリで考えるとラクです。




“定番セット”はこの6つでOK(まずはこれだけ)


ここからが本題。今日から迷わないための、鉄板セットです。全部を毎週買う必要はなくて、「この中から2〜3種類を回す」だけで十分。


① 牛ひき肉:Carne molida de res


最強の時短枠。タコス、ミートソース、そぼろ風、野菜炒めの“具”にもなる。味付けで和洋墨どれにも寄せられます。迷ったらこれ。平日を救います。



② 鶏もも:Muslo / Pierna(もも・脚)


日本の“もも肉”に近く、失敗しにくい。焼いても煮てもパサつきにくいので、初心者ほど相性がいいです。照り焼き風にも、トマト煮にも。



③ 鶏むね:Pechuga


ヘルシー枠。サラダやサンド、蒸し鶏に。パサつきやすいので、薄めに切るか、軽く塩糖水(またはマリネ)で下ごしらえすると一気に扱いやすくなります。



④ 豚ロース系:Lomo de cerdo


“生姜焼き的なもの”を作りたい時の味方。薄切りがないことも多いので、カウンターで薄めに切ってもらうか、塊を買って自分でスライスするのも手です。



⑤ 焼く用の牛肉:Arrachera(ハラミ系) or Diezmillo(肩ロース系)


「焼くだけでうまい」枠。週末のご褒美にも、平日でも“焼いて塩”で成立します。Arracheraは当たり外れが少なく、タコスにもステーキにも寄せやすい万能選手。



⑥ 煮込み用:Chambarete(すね)/ Costilla(スペアリブ系)


カレー、シチュー、スープ、煮込みに。コトコト煮ると“家の匂い”が整います。忙しい週ほど、煮込みはメンタルにも効きます。




カルニセリアで勝つ:この5フレーズだけ覚える


カウンターが怖いのは最初だけです。言えることが増えるより、「一言で通る」が強い。


  • Deme medio kilo, por favor.(500gください)

  • ¿Me lo puede cortar más delgado?(もう少し薄く切れますか?)

  • En cubos, por favor.(角切りで)

  • ¿Me lo puede moler?(挽肉にできますか?)

  • Es para guisar / para asar.(煮込み用/焼く用です)


部位名が分からなくても、「煮込み用」「焼く用」で相談できると一気にラクになります。店員さんは“使い方”の会話には慣れていることが多いです。




“薄切りがない問題”の現実的な解決策


日本の料理は薄切り前提が多いですよね。でもメキシコでは薄切りは標準装備じゃない。そこで現実的にはこの3択です。


  1. カウンターで薄く切ってもらう

  2. 塊を買って家でスライス(冷凍庫で20分冷やすと切りやすい)

  3. 薄切りを諦めて料理を変える(炒め物→挽肉/煮込み/焼きに寄せる)


薄切りに固執しない週ほど、なぜか生活がうまく回ります。駐在の料理は、勝ち方を変えた人が強い。




保存で差がつく:帰宅後5分の“肉ルーティン”


肉は、買って満足して終わると翌日つらい。帰宅後5分だけやると、平日が別物になります。


  • 小分け(1回分ずつ。迷いが減る)

  • 味付け冷凍を1つ作る(鶏もも+塩胡椒+にんにく、など)

  • 挽肉は平たく冷凍(解凍が早い)


「今日は疲れたから冷凍のやつでいいや」が作れると、外食の頻度も自然に整います。




今週はこれで回す:定番セットの“献立例”


買う肉が決まると、献立は考えなくてよくなります。例として、こんな回し方。


  • 月:鶏もも(照り焼き風/トマト煮)

  • 火:牛ひき肉(タコス/ミートソース)

  • 水:豚ロース(生姜焼き風/野菜炒め)

  • 木:鶏むね(蒸し鶏サラダ/サンド)

  • 金:Arrachera(焼くだけ、気分でワカモレ)


週末に煮込み(Chambarete)を仕込んでおくと、さらに盤石です。




まとめ:迷わない肉選びは「固定+少し冒険」


メキシコの肉売り場は、慣れるまでが一番しんどい。でも、定番セットを持つだけで景色が変わります。牛ひき肉・鶏もも・鶏むね・豚ロース・焼く牛・煮込み用。まずはこの6つ。部位名の暗記より、「焼く」「煮る」「時短」で考える。カウンターでは“薄く”“角切り”“挽く”の一言が言えれば勝てます。


いつもの買い物がスムーズになると、平日の夜が軽くなります。肉選びって、料理の話に見えて、実は駐在生活の“回し方”の話。今日からは、迷わないセットでいきましょう。



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