今日から迷わない:メキシコの肉選び“定番セット”
- Taro Maruwa

- 1月26日
- 読了時間: 4分

メキシコのスーパーで、肉売り場の前だけ妙に時間が溶ける——駐在あるあるです。パックには見慣れない部位名、カルニセリア(精肉カウンター)ではスペイン語、そして日本みたいな“薄切り万能”が前提じゃない。最初は「何を買えば、今夜のごはんが回るんだ…」と立ち尽くしがちです。
でも、肉選びは“知識勝負”というより「定番セット」を作った人が勝ちます。毎回100点を狙うより、まずは外さない数種類を固定して、あとは気分で少し冒険する。そのほうが平日のごはんも、気持ちも、ちゃんと回ります。
迷わない人は「料理」から逆算している
肉売り場で迷う理由は、部位名を覚えようとするからです。覚えるのは部位名じゃなくて、「何を作りたいか」。炒めたいのか、煮込みたいのか、挽肉で時短したいのか。ここが決まると、買う肉は自然に絞れます。
メキシコの肉は、ざっくり言えば
焼く肉(asado)
煮込む肉(guiso)
時短の肉(molida / pechuga)
の3カテゴリで考えるとラクです。
“定番セット”はこの6つでOK(まずはこれだけ)
ここからが本題。今日から迷わないための、鉄板セットです。全部を毎週買う必要はなくて、「この中から2〜3種類を回す」だけで十分。
① 牛ひき肉:Carne molida de res
最強の時短枠。タコス、ミートソース、そぼろ風、野菜炒めの“具”にもなる。味付けで和洋墨どれにも寄せられます。迷ったらこれ。平日を救います。
② 鶏もも:Muslo / Pierna(もも・脚)
日本の“もも肉”に近く、失敗しにくい。焼いても煮てもパサつきにくいので、初心者ほど相性がいいです。照り焼き風にも、トマト煮にも。
③ 鶏むね:Pechuga
ヘルシー枠。サラダやサンド、蒸し鶏に。パサつきやすいので、薄めに切るか、軽く塩糖水(またはマリネ)で下ごしらえすると一気に扱いやすくなります。
④ 豚ロース系:Lomo de cerdo
“生姜焼き的なもの”を作りたい時の味方。薄切りがないことも多いので、カウンターで薄めに切ってもらうか、塊を買って自分でスライスするのも手です。
⑤ 焼く用の牛肉:Arrachera(ハラミ系) or Diezmillo(肩ロース系)
「焼くだけでうまい」枠。週末のご褒美にも、平日でも“焼いて塩”で成立します。Arracheraは当たり外れが少なく、タコスにもステーキにも寄せやすい万能選手。
⑥ 煮込み用:Chambarete(すね)/ Costilla(スペアリブ系)
カレー、シチュー、スープ、煮込みに。コトコト煮ると“家の匂い”が整います。忙しい週ほど、煮込みはメンタルにも効きます。
カルニセリアで勝つ:この5フレーズだけ覚える
カウンターが怖いのは最初だけです。言えることが増えるより、「一言で通る」が強い。
Deme medio kilo, por favor.(500gください)
¿Me lo puede cortar más delgado?(もう少し薄く切れますか?)
En cubos, por favor.(角切りで)
¿Me lo puede moler?(挽肉にできますか?)
Es para guisar / para asar.(煮込み用/焼く用です)
部位名が分からなくても、「煮込み用」「焼く用」で相談できると一気にラクになります。店員さんは“使い方”の会話には慣れていることが多いです。
“薄切りがない問題”の現実的な解決策
日本の料理は薄切り前提が多いですよね。でもメキシコでは薄切りは標準装備じゃない。そこで現実的にはこの3択です。
カウンターで薄く切ってもらう
塊を買って家でスライス(冷凍庫で20分冷やすと切りやすい)
薄切りを諦めて料理を変える(炒め物→挽肉/煮込み/焼きに寄せる)
薄切りに固執しない週ほど、なぜか生活がうまく回ります。駐在の料理は、勝ち方を変えた人が強い。
保存で差がつく:帰宅後5分の“肉ルーティン”
肉は、買って満足して終わると翌日つらい。帰宅後5分だけやると、平日が別物になります。
小分け(1回分ずつ。迷いが減る)
味付け冷凍を1つ作る(鶏もも+塩胡椒+にんにく、など)
挽肉は平たく冷凍(解凍が早い)
「今日は疲れたから冷凍のやつでいいや」が作れると、外食の頻度も自然に整います。
今週はこれで回す:定番セットの“献立例”
買う肉が決まると、献立は考えなくてよくなります。例として、こんな回し方。
月:鶏もも(照り焼き風/トマト煮)
火:牛ひき肉(タコス/ミートソース)
水:豚ロース(生姜焼き風/野菜炒め)
木:鶏むね(蒸し鶏サラダ/サンド)
金:Arrachera(焼くだけ、気分でワカモレ)
週末に煮込み(Chambarete)を仕込んでおくと、さらに盤石です。
まとめ:迷わない肉選びは「固定+少し冒険」
メキシコの肉売り場は、慣れるまでが一番しんどい。でも、定番セットを持つだけで景色が変わります。牛ひき肉・鶏もも・鶏むね・豚ロース・焼く牛・煮込み用。まずはこの6つ。部位名の暗記より、「焼く」「煮る」「時短」で考える。カウンターでは“薄く”“角切り”“挽く”の一言が言えれば勝てます。
いつもの買い物がスムーズになると、平日の夜が軽くなります。肉選びって、料理の話に見えて、実は駐在生活の“回し方”の話。今日からは、迷わないセットでいきましょう。
「買い物が回る家」づくり、相談できます
肉売り場で迷わなくなるだけで、平日の夜はぐっとラクになります。こうした“生活の回しやすさ”は、実は住まいの立地や動線、移動手段の設計でも大きく変わります。Maruwaでは、住まい探し〜生活導線の整え方まで、駐在生活が回る形で一緒に整理します!






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