『Día de la Candelaria』って何?なぜタマレスを食べるの?
- Taro Maruwa

- 2 日前
- 読了時間: 3分

2月2日が過ぎたあと、会社で「タマレス食べた?」という会話だけが、なぜかしぶとく残る。メキシコの面白いところは、こういう“ささやかな行事”が、ちゃんと日常に根を張ってるところです。
Candelaria(カンデラリア)は、ざっくり言うとカトリック由来の祝日で、日本語に寄せるなら「ろうそくの祝日」みたいなニュアンス。でもメキシコでの実態は、もっと分かりやすい。
「タマレスを食べる日」(しかも、誰かが買ってくれる日)
……っていう、ありがたい文化イベントです。
まず結論:タマレスは“罰ゲーム”じゃなくて“バトン”
タマレスが出てくる理由は、2月2日単体で完結していません。物語はちょっと前、**1月6日(Día de Reyes:三賢人の日)**にさかのぼります。
この日に食べる定番が、あの輪っかのパン――Rosca de Reyes(ロスカ)。中に小さな人形(Niño Dios)が入っていて、切り分けたときにそれを当てた人が……
2月2日(Candelaria)にタマレスを振る舞う担当になる、という流れです。
だからオフィスでタマレスが配られるとき、だいたい背景にはこういうドラマがあります:
1月6日にロスカを食べる
人形が当たる
「よし、2月2日は自分がタマレス担当だ…」となる
そして2/2、職場にタマレスが降臨する(ありがたみ)
これ、よく見ると罰ゲームというより、季節のイベントを“誰かが次につなぐ”仕組みなんですよね。メキシコのこういうところ、やさしい。
Candelariaの中身は?(超ざっくり背景)
宗教的には、Candelariaは「イエスの奉献」や「清め」みたいな文脈と結びつく行事で、ろうそく(candelas)を祝福する伝統がある、と言われます。ただ、日常のメキシコでは、そこを詳しく語る人は多くなくて、実際の会話はだいたいこう着地します:
「タマレス&アトレの日だよね」
文化ってだいたいそんな感じで生き残る。リアルで好きです。
なんでタマレスなの?
タマレスは、トウモロコシの生地(masa)に具を入れて、葉っぱで包んで蒸した料理。メキシコの“家庭の味”であり、“ご褒美の味”であり、“みんなで食べる味”でもあります。
そして2月のこの時期は、年末年始のイベントがひと段落して、仕事が本格的に回り出すタイミング。そこでタマレスが来ると、空気が一回ゆるむんですよね。
オフィスでのCandelariaが盛り上がるのは、つまり――メキシコが「ちゃんと日常に余白(余裕)を作る文化」だからかもしれません。
会社でよくあるCandelariaあるある
「ロスカで当たった人」が、2/2に大量に持ってくる
みんな朝からテンションが上がる(会議が少し優しくなる)
タマレスの味で派閥が生まれる ↓ - 緑派 (salsa verde), - 赤派 (salsa roja), - 甘い派 (dulce)
アトレ(Atole)が付くと「完全体」感が出る
食べたあと、午後の仕事が少しスローになる(これは自然現象)
これだけ知ってると会話がスムーズ
¿Comiste tamales en la Candelaria? (カンデラリアでタマレス食べた?)
A mí me tocó el muñequito en la Rosca...(ロスカで人形当たっちゃってさ...)
Estuvieron buenísimos! (めちゃ美味しかった!)
もし来年ロスカで当たったら?
当たった瞬間に「終わった…」って顔をする人もいるけど、実はそこまで大ごとじゃないです。職場ならみんなで割り勘っぽくしたり、数を少なめにしたり、店で買って持っていけばOK。
コツはひとつ:
“義務”にしないで、“共有”にする。
それだけでイベントが楽しくなる。
Candelariaは“メキシコの日常に溶けた季節の物語”
2/2のCandelariaは、単なる「タマレスの日」ではなくて、1/6のロスカから続く、ちいさなバトンリレーみたいな文化です。
もう日付は過ぎたけど、むしろ今の方が話しやすい。「そういえば今年タマレス食べた?」から始まって、メキシコの季節感に一歩入り込めるから。
メキシコの行事や習慣は、知っているだけで生活がぐっとラクになります。住まい・手続き・日常の困りごとまで、日本語でのサポートが必要な時はMaruwaまでお気軽にご相談ください!






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