メキシコでの住居探しにおいて、在住邦人の多くの方が不動産業者を利用されているかと思います。現在ではスペイン語が話せなくてもインターネットで検索をすると多くの物件を見ることもでき、効率的な物件探しが可能になってきました。
しかし、実際に物件探しをしてみると不動産屋さんのペースに巻き込まれ、結局双方にとってメリットとデメリットが明確になった契約にたどり着いていない方も多いのではないでしょうか?
不動産屋さんってどうやって収入を得ているの?
そもそも不動産屋さんはどのようにして収入を得ているのでしょうか?しっかりとしたホームページや、内覧のための人件費、当日の立会など、それなりのコストはかかっているはずですが、皆様から不動産業者への支払いはない場合が多いかと思います。
メキシコでは個人オーナーが多く、不動産業者は各オーナーと個別で物件のプロモーションをする契約を結んでおり、物件のプロモーションをするための月額費用、契約成立時のコミッション、オーナーの代理人としての入居者とのコミュニケーションをすることで収入を得ています。
不動産屋さんにとってのお客さんはオーナー
オーナーから様々な収入を得てビジネスをしている不動産屋さんにとっては、オーナーが「お客さん」となります。と、いうことはどちらに有利な物件紹介、契約条件、入居後のサポートをするか、は明確ですね。はい、「オーナーにとって有利な状況を作ること」が不動産屋さんの役目なのです。
ネット検索のメリットとデメリット
最初にご紹介した通り、インターネットによる検索により、実際に内覧しなくても家具やある程度の間取り、費用などもわかるため、非常に効率的な物件探しができることがメリットであることもある反面、これは不動産業者さんにとっての作戦、であることも忘れてはいけません。不動産業者さんには「今すぐに誰かに契約してもらいたい」物件というものがあり、その契約を使命として皆様にアプローチしてきます。
そうなると、メキシコの事情に詳しくない、またスペイン語がよくわからない日本人の方にとってはどうしても不利な状況に陥りやすくなります。
ネットで検索した物件をとても気に入って不動産業者に連絡をしてみても、いざ内覧をしてみると、結果的に不動産業者のペースにハマってしまっていつの間にか別の物件を契約していた、ということも少なくありません。
これは不動産業者さんは「貸したい物件」を紹介し、皆さんの「借りたい物件」とマッチしないことも多いことが原因です。
仲介業者を使うメリット
当社のような仲介業者を使っていただくことには大きなメリットがあります。仲介業者にとっては、お客様は日本人の駐在員のみなさまであるため、ご希望に沿った物件を「複数のオーナーや不動産業者」にコンタクトを取ることでより、希望にマッチした、多くの物件をご提案することができます。
当社の場合は、日本人の好みをよく理解したスタッフが日本語でまずは聞き取りを行います。また、会社様の規定などによっても物件が良いものであっても、契約に進めないパターンも多くあるため、会社様とのコミュニケーションも十分に行います。
オーナーさんや不動産業者としては隠すつもりはなくても「効率的に(手っ取り早く)」契約に取り付けたいため、対応が多少荒くなったり、本人様以外に、ご家族や会社の規定や要望があっても少し無理に押し切ろうとする傾向があります。理由としては上記に書いた通り、「その物件をなんとか借りてもらうこと」が使命でもあるからです。
ぜひ弊社のリロケーションサービスを
少し宣伝めいた書き方になってしまいますが、「いい感じに見える物件」が必ずしも「入居後快適な生活」を保証するものではないことを良く確認する必要があります。
しかし、不動産屋さんとの直接のやり取りでは、目指している方向が違うため、そこを見抜くことは非常に難しいのが現状です。
写真;入居前チェックの様子。入居前に写真によるデジタル明細を作成します。
弊社のサポートをご利用いただきますと、一見すると快適に見える物件でも契約条件が会社様と合わないものであったり、オーナーや不動産業者の対応が良くなさそうな物件などもあり、その辺りの見極めもサポートに含まれております。
一度契約すると少なくとも1年は解約が難しくなり、一度揉めてしまうとその解決自体にも時間がかかってしまう、賃貸契約。ぜひ弊社のサポートをご利用いただき、スムーズで納得感のある物件契約のお手伝いをさせていただければと思います。
Comments